ホストの責任(米国)
ホストのみなさまには、ご自身の責任について慎重にお考えいただくようお願いしております。ホスティングは豊かな経験をもたらしてくれますが、一定の責任も伴います。全ホスト対象の基本要件に加え、ホストとしての責任を果たすために取り組めることをいくつかご紹介します。*
健康と清潔さ
Airbnbの5段階からなる清掃スタンダードに関する情報全般は、宿泊先のホスティングに関する一般情報でご確認いただけます。
清掃に関する主な推奨事項
一般的なリソース
- 清掃・除菌に関するガイドライン:アメリカ疾病管理予防センター(CDC)から出されている暫定的な推奨事項
- アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)の新型コロナウイルスに関するガイダンス:新型コロナウイルス感染症に関するEPAの主なリソース
安全対策
緊急時の対応
連絡先情報
警察・救急・消防の緊急連絡先や、最寄りの病院の住所と連絡先を明示しましょう。ご自身の緊急時連絡先と予備の電話番号も、わかりやすいところに置いておきます。質問や問題が生じたときのホストへの連絡方法も、はっきり伝えておきましょう。
救急箱
救急箱はわかりやすい場所に保管しましょう。
防火対策
火災報知器と一酸化炭素検知器が正常に機能し、宿泊施設が自治体の安全基準(国際建築基準法など)を満たしていることをご確認ください。正常に機能する消火器を常備し、法律上義務付けられた保守点検はすべて行う必要があります。
避難経路
避難経路がわかるよう明確な目印を付け、屋内に地図を貼りましょう。
危険を最小限にする
プライバシー
ゲストのプライバシーは常に尊重する必要があります。リスティングやその周辺における監視機器(防犯・監視カメラなど)の設置状況は、事前にすべてゲストに告知してください。国、州、地域の適用法の理解と遵守の徹底をお願いします。
収容人数
安全に泊まれる人数制限を決めましょう。地域の自治体がガイドラインを定めている場合もあります。
アクセス
リスティング内をくまなく歩き、ゲストがつまずいたり転倒したりしそうな場所を特定し、危ないものを取り除くか、危険な場所にはっきりと目印を付けましょう。むき出しの銅線は危ないので、絶縁テープなどを巻いて補修します。階段には手すりを付けて安全性を確保してください。ゲストの怪我につながりかねないものは片付けるか、鍵をかけて保管します。
子どもの安全確保
子どもの安全対策もしっかり行い、危ないところはゲストにあらかじめ伝えてください。
空調
宿泊施設は適切に換気しましょう。温度調節装置の場所には目印をつけ、正常に機能することを確認します。ヒーターの安全な操作方法もゲストに伝えてください。
近隣住民
近隣住民の方々にはどのような配慮が必要ですか?
建物のルール
建物の共用スペースに関する規則は必ずゲストに伝えましょう。隣近所にはあらかじめゲストの宿泊予定を告げ、ゲストにはご近所に迷惑をかけないようリマインドしておきましょう(ドアをノックしない、ブザーを鳴らさないなど)。
喫煙
禁煙の場合は、紙に書いて貼っておき、ゲストに注意を促すことをおすすめします。喫煙を許可する場合は、所定の場所に灰皿をご用意ください。
駐車
建物や周辺地域の駐車規則を必ずゲストに伝えてください。
騒音
騒音に関する注意を徹底しましょう。小さなお子さまやペットの受け入れ、パーティーの可否は慎重に考えて決めます。ゲスト以外の訪問を許可する場合は「パーティーポリシー」を明確に定め、ゲストにはっきりと伝えましょう。
ペット
ペット同伴可の場合は、近所の公園の場所や地域のマナー(フンの始末など)についてゲストに伝えましょう。ペットに関してご近所から苦情が入った場合に備え、代替策(最寄りのペットホテルの電話番号など)も用意しておいてください。
ハウスルール
後で行き違いが生じないよう、上記の情報をハウスルールにまとめて、Airbnbリスティングのプロフィールページに記載しておくことをおすすめします。
許可
Airbnbでホスティングしていることは誰に知らせておくべき?
契約書
住宅管理組合や自治会の規則をチェックし、転貸やホスティングを禁止する規定がないことを確認してください。賃貸契約書をよく読み、必要に応じて貸主に確認しましょう。全当事者の懸念事項について、それぞれの責任・賠償範囲を定め、付加条項として契約書に加える方法もありますので、ご検討ください。
ルームメイト
ルームメイトがいる方は、ホスティング頻度、ハウスルールの遵守徹底、収益の分配が妥当と思われる場合はその旨も含め、書面で同意を得ておくことをおすすめします。
近隣住民
ホスティングの計画や迷惑をかけないための予防策などを、近隣住民の方々に伝えることも検討してみましょう。
公営住宅
公営住宅や公的補助を受ける住宅にお住まいの場合、特別なルールが適用される可能性があります。こちらに関しては、施設の管理者が知っている可能性があるので、問い合わせてみましょう。
全般的な規制
適用される地域の規制は?
税金
地方税の納付や事業許可が必要な場合もありますので、あらかじめご確認ください。これらには、ホテル税/短期宿泊税、消費税、または付加価値税(VAT)や物品サービス税(GST)などの売上高にかかるその他の税、および所得税が含まれる場合があります。
許可・登録
適用対象となりそうな許認可、建築規制、安全基準、衛生基準の規制も忘れずに確認しましょう。この種の規制については、地域の不動産運用・開発を管轄する自治体窓口で有益な情報を入手できる場合があります。
家賃統制/家賃の安定化
家賃統制や家賃の安定化に関する規制の対象物件にお住まいの場合、特別なルールが適用される可能性があります。この件に関しては、地域の賃料基準委員会にお問い合わせください。
地域の規制
都市、郡、地域固有の情報を読むには、以下で場所をお選びください。 お探しの地域がリストにない場合は、地域の規制に関する一般的な情報をご覧ください。
地元のホストグループに参加する
Airbnbでホストを始めるかどうかを決める際には、お住まいの地域の法令を理解することが重要です。さまざまな質問をお持ちのことと思いますが、お住まいの地域のホストの方々は、相談相手としてこれ以上ない適任者と言えます。
ホスト仲間とつながるのは簡単です。ご自身の地域のAirbnb公認ホストグループを見つけましょう。お住まいの市区町村が見つからない場合は?地元のホストグループをFacebookで探しましょう。
重要な確認事項
税金
税金は、ときに複雑でわかりにくいことがあります。ご自身とその状況に適用される税法を注意深く把握していただくことが必要です。
宿泊事業により得られた収入に対する米国での課税に関連して、Airbnbホストのみなさまに考慮していただきたい点については、アーンスト・アンド・ヤング(EY)が概要を公開していますので、EYの「General guidance on the taxation of rental income(賃料所得の課税に関する一般的なガイダンス)」(英語)をご参照ください。EYの資料には、Airbnbやその他のホスティングプラットフォームの宿泊事業で得た収入に関して、確定申告の方法とAirbnbホストの納税義務のおおまかな情報が記されています。アーンスト・アンド・ヤングが提供する情報は、米国内所得税に関する情報のみであり、宿泊税、ホテル税、付加価値税、その他の税金に関するガイダンスは含まれていません。
免責事項: AirbnbによるEYの紹介は、同社の推奨を表明するものではありません。税金に関する助言は複雑なものですので、受ける際にはご自身で慎重にご判断いただくものとします。第三者による税金およびその他の助言に対し、Airbnbはいかなる責任も負いません。
保険
保険代理店や保険会社に相談し、個々の状況に合わせて必要な責任、制限、補償を備えたプランを選びましょう。
ホスト損害保証およびホスト責任保険
ホストのためのAirCoverには、ホスト損害保証およびホスト責任保険が含まれており、規約に記載された損害と責任に対して基本的な保護を提供します。ただし住宅保険や賃貸保険、または十分な賠償責任保険の代用にはなりません。また、その他の保険適用要件を満たす必要がある場合もあります。
ホストのみなさまにはご自身の保険の約款に必ず目をとおし、補償対象の範囲を把握していただくことを強くおすすめします。宿泊施設を予約するゲストによる家財の破損・紛失には補償が適用されない保険もあります。
ホストのためのAirCoverについて詳細を確認する。
賠償責任と基本的な補償範囲
住宅保険、賃貸保険の約款を保険代理店や保険会社に問い合わせて、補償責任と財産の保護が十分であることをご確認ください。
Airbnbご利用の流れについて詳しくはヘルプセンターの記事をご参照ください。
*Airbnbは、ホストの行為を管理することはできず、一切の責任を負わないことにご留意ください。ホストの責任を果たしていただけない場合、ご利用の一時停止やAirbnbサイトからの退会措置が取られることがあります。