スマートフォンを使った写真撮影のためにお部屋を準備
注目ポイント
プロの写真家でなくても、スマートフォンで質の高い写真を撮影することができます
自然光を使ってお部屋を撮影することで、居心地のよさそうな雰囲気を出すことができます
きれいに片付いていると、お部屋がより魅力的に見えます
お気にいりの本やユニークなアート作品など、細部まで装飾を施すことで、ホストの個性を表現することができます
写真は、ゲストに予約前にお部屋のことを理解してもらい、滞在をイメージしてもらうための最善の手段です。とはいえ、プロの写真家でなくても素晴らしい写真を撮ることはできます。リスティング写真を初めて撮影する場合でも、写真を新しいものに変える場合でも、こちらの3部構成のチュートリアルをとおして、お部屋の準備方法、スマートフォンを使った写真撮影方法、写真の選定・編集方法をひとつひとつご案内します。
写真撮影の準備の際に参考にしていただけるように、ゲスト到着前のようにお部屋を整えるためのヒントをご紹介します。さらに、各部屋の光を最大限に活用する方法や、お部屋にホストの個性を出すためのアイディアもお伝えします。それでは、はじめていきましょう。
1. 光の使い方を理解する
魅力的なリスティング写真を撮影するための秘訣を知っていますか?それは光です。素敵な写真を撮影するためには、その前に1日を通してお部屋の内外で光がどのように変化するかに注意を払う必要があります。
光を最大限に活かすためのアイディアをいくつかご紹介します。
- 撮影する時間帯を考慮する。屋内空間を撮影する場合は、自然の明るい間接光が一番差し込む時間帯を選び、お部屋を魅力的に見せましょう。可能であれば、各部屋を同じ時間帯に撮影してください。
- 屋外空間は夕暮れどきと夜明けに撮影する。日の出直後と日没直前のマジックアワーは、より柔らかい間接光が差し込むため、お部屋が温かい雰囲気になります。この時間帯の自然光を使って外観写真を撮影することで、素敵なカバー写真が撮れる建物もあれば、空間によっては、弱い光を使った撮影が適していない場合もあります。ゴールデンタイムに撮影した写真をリスティングの写真ギャラリーに追加しましょう。
- 照明を補助的に使用する。雰囲気のあるお部屋を演出したい場合は照明を追加してみましょう。窓が少ない部屋や自然光が入らないときの選択肢としても使えます。
2. 写真撮影用にお部屋を準備する
整理整頓が鍵
写真撮影の前に、お部屋を片付けてすっきりさせましょう。お部屋がきれいに見え、ゲストのために入念に準備されている感じが出ます。はじめる前にきちんと整えておくべきアイテムをいくつか紹介します。
- 電化製品の後ろにコード類を隠す
- カーテンとブラインドをすべて開ける
- 枕をふかふかにする
- 寝具のしわを伸ばす
- トイレの便座を下げるなど細部まで忘れず気を配る
- テーブルやカウンタートップをすべて片付ける
- ベッドに置いてあるタオルやバスローブ、衣服などを片付ける
写真撮影準備に役に立つその他のヒントは、本記事の最後に掲載されているチェックリストでご確認いただけます。
ゲストがまもなくチェックインすると考えて清掃する
ゲストは、清掃・除菌が徹底されたお部屋を予約していることに安心感を覚えますので、清掃直後のお部屋が最もきれいな状態で写真を撮影しましょう。お部屋に用意されているものがゲストにわかるように、清掃用品をまとめたウェルカムバスケットの写真を撮影してもよいでしょう。
3. お部屋のストーリーを演出する
ホストの個性を出すことは、ゲストへのおもてなしでもあります。ゲストは、特徴のあるお部屋に滞在したいと強く思っています。暖炉やユニークなアート作品、屋外エリアといったお部屋の特徴を写真に含めましょう。お気にいりの料理本や、地元で作られたキャンドルを写真でアピールするのも好感がもてます。
お部屋にゲストをおもてなしするためのアイディアをいくつかご紹介します。
- 植物や花を飾って、お部屋をより魅力的に見せる
- ソファやベッドにブランケットをかけることで、おうちの温かな雰囲気を演出し、アクセントとなる色を取り入れる
- お気にいりの本を数冊重ねておき、ホストの個性を見せるとともに、ゲストに読んでもらえるようにする
こちらのチェックリストを使って写真撮影の準備をしましょう
写真撮影前のチェックリストをこちらにまとめました。
お部屋の準備
- カーテンとブラインドをすべて開ける
- 窓のあるお部屋では、写真撮影時に照明を消す
- 窓のないお部屋では、居心地のよい部屋に見せるために照明をつけることも考えます
- 各部屋のコード類を隠す
- 床を掃くか掃除機をかける
- ほこりを除去する
- ごみ箱を空にする
- 写真に写したくない貴重品を撤去する
外観
- 玄関前の車道に車がないようにする
- ガーデニング用のホース、おもちゃ、道具など不要な物を隠す
- 玄関の近くに装飾や植物をきれいに飾る
- 枯れた植物、芝生の茶色になった部分、剪定が必要な低木など庭のお手入れをする
- スロープなどアクセシビリティ機能・設備がある場合は、設置する
リビング
- テーブルの上から不要な物を撤去する
- 枕をふかふかにして、ソファにブランケットを置く
- 安全に着火・管理できる暖炉があれば、写真のために火を灯してもよいでしょう
- テレビは消し、コード類をすべて隠す
ベッドルーム
- 清潔なシーツをマットレスの下に挟んでベッドを整える
- 掛け布団のしわを伸ばし、ベッドの足元まで均一にかかっているか確認する
- 枕をふかふかにする(ゲスト1人につき枕を2つ用意)
- ベッドサイドテーブル、化粧台、机から不要なものを片付ける
- ベッドサイドテーブルに置いてある電話機やリモコンを片付ける
- 電動ベッド用のリモコンなど、アクセシビリティ対応のアメニティ・設備がある場合は設置する
バスルーム
- バスルームを掃除する
- シャワーカーテンを開ける
- トイレの蓋を閉める
- タオルは折りたたむか、きれいに吊るす(濡れたタオルは忘れずに撤去しましょう)
- 鏡の汚れがないか再確認する
- 洗面用具をきれいに並べる
- トイレットペーパーを新しいものに交換する
- シャワーチェアなどのアクセシビリティ対応のアメニティ・設備がある場合は設置する
キッチン
- 食器や食料品を片付ける
- キッチンカウンターやその他表面を清掃する
- エスプレッソマシン、給湯ポット、オーブントースターなどのアメニティ・設備をキッチンカウンターに置き、目に見えるコードは必ず隠す
- すべての食材を戸棚の中または棚の上に置く
- 壁にかけている鍋やカウンターチェアなど、目に見えるものは可能な限り対称になるように配置する
- フルーツバスケットや花などの装飾品がきれいに配置されているか確認する
写真撮影を開始する前に準備を行うことで、ゲストがお部屋での滞在をイメージできる見栄えのよい写真を撮ることができます。では、次はパート2でスマートフォンを使ってお部屋を撮影する方法について学びましょう。
写真撮影チュートリアル
注目ポイント
プロの写真家でなくても、スマートフォンで質の高い写真を撮影することができます
自然光を使ってお部屋を撮影することで、居心地のよさそうな雰囲気を出すことができます
きれいに片付いていると、お部屋がより魅力的に見えます
お気にいりの本やユニークなアート作品など、細部まで装飾を施すことで、ホストの個性を表現することができます