2022年にAirbnb.orgが行なった支援

今年は、世界中のホストのみなさまのご協力により、緊急事態により避難を余儀なくされた140,000人以上の方々に滞在先を提供することができました。
投稿:Airbnb2022年12月6日
3分の動画
更新日:2022年12月6日

注目ポイント

  • 緊急事態に直面した際に、これまで以上に多くの方々が一時的な滞在先を無料で利用することができました

  • ウクライナとアフガニスタンを中心とした活動に加え、米国や中南米の方々にも支援を提供しました

  • この活動は、ホストおよび寄付者のみなさまのご支援により実現したものです

2022年は、Airbnb.orgにとって新たな記録が樹立された年となりました。世界中のホストのみなさまや人道支援団体と協力の上、非営利団体として140,000人を超える方々に無償で一時的な滞在先を提供しました。これは過去9年間の合計を上回る人数です。

ホストや寄付者のみなさまのご厚意が、次のような方々の支援につながりました。

  • ロシア侵攻後にウクライナから避難してきた難民
  • 北米に到着したアフガニスタンからの難民
  • 政治経済の不安定さにより中南米全土から逃れてきた家族
  • ハリケーン「イアン」および「フィオナ」の被災地となった米国内のコミュニティ

Airbnb.orgは、Airbnbから独立して運営されている非営利団体です。きっかけは、2012年にあるホストがハリケーン「サンディ」の被害を受けた人々に自宅を開放したことでした。過去10年にわたり、活動内容は進化を遂げ、避難者や救援活動従事者、難民、亡命希望者、そして新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組む医療・救護活動従事者への滞在先の提供をサポートしてきました。

2022年2月のロシア侵攻以来、600万人を超える方々が安全を求めてウクライナを離れました。第二次世界大戦以来、ヨーロッパにおける最大規模の難民の移動となりました。

Airbnb.orgは、ウクライナを離れた方々100,000人に一時的な滞在先を見つけることを約束しました。世界95の国・地域から寄付が寄せられたほか、数万人ものホストのみなさまが無償または割引で宿泊先を提供するためにご登録くださいました。こうした多大なご支援により、Airbnb.orgはヨーロッパと北米各地の組織と協力し、難民と滞在先をつなぐことができました。

歴史的に周縁化されてきたコミュニティへの貢献

災害や紛争は、歴史的に周縁化されてきた人々に不当な影響を及ぼします。2022年、Airbnb.orgは、その活動においてこうしたコミュニティに貢献することに信念をもって取り組みました

たとえば、Black Women for Black LivesGlobal Empowerment Missionと連携して、ウクライナに留学していたアフリカ人留学生を支援しました。政府機関によっては留学生を難民とみなさないところもあり、ウクライナを離れて他国の援助を求めた折に、人種差別を受けた学生も少なくありませんでした。

別のパートナーであるOrganization for Refuge, Asylum, and Migration(ORAM)とは、差別に直面したLGBTQ+のウクライナ難民の方々に焦点を当てた支援を行いました。ベルリンでは、キーウ出身のゲイ男性DimaさんとAirbnb.orgに自分のアパートを掲載していたベルリン在住のアメリカ人Maryさんが、ORAMによってつながることができました。Maryさんは、ドイツに到着したばかりのDimaさんに安全な場所を提供しました(上の動画で紹介)。

革新的なサポートの提供

その他にも、以下のような多くの人道支援団体が、活動の一環としてAirbnb.orgの滞在先を提供しました。

  • エクアドルのHIASは、Danielaさん一家のように、コロンビアでの暴力から逃れてきた方々を支援しています。HIASは、そうした方々を、多くの難民が定住するキト近郊に住むMaryさんのようなホストとつないでいます。HIASからは、ホスト向けにトラウマを抱えた方々を受け入れるためのトレーニングや、滞在中のサポートが提供されています。
  • Community Sponsorship Hubは、難民のコミュニティスポンサーシップを拡大することに特化して活動する米国初の組織です。スポンサーサークルプログラムを通じて、さまざまな都市で地域に住む方々と協力し、アフガニスタンとウクライナから新しく到着する方々を受け入れました。
  • LGBTQ+の人権団体であるInsight Ukraineは、何千人もの方々のウクライナ脱出を支援し、新生活をはじめる際の滞在先やメンタルヘルスケアの提供、LGBTQ+の多様性を受け入れる医師の紹介といったサポートを行いました。
  • Münchner Freiwilligeは、ウクライナからミュンヘンに到着した方々のために救援所を設置し、滞在先確保を含むさまざまなサービスを受けられるよう支援しました。

支援を必要とする方々につながりと居場所を提供するこのグローバルな活動に参加してくださるホスト、寄付者、パートナーのみなさまに、心から感謝しています。

本記事の掲載情報は、公開後に変更されている可能性があります。

注目ポイント

  • 緊急事態に直面した際に、これまで以上に多くの方々が一時的な滞在先を無料で利用することができました

  • ウクライナとアフガニスタンを中心とした活動に加え、米国や中南米の方々にも支援を提供しました

  • この活動は、ホストおよび寄付者のみなさまのご支援により実現したものです

Airbnb
2022年12月6日
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